Profile
東京を拠点にヨーロッパ各地で演奏活動を展開しているピアニスト。
レパートリーはバロックから現代まで幅広く、例えば生命力に溢れたバッハを演奏する一方で、明晰な分析とテクニックに裏づけられた現代音楽の演奏にも造詣が深い。そのピアニズムは「研ぎ澄まされた感覚と技巧を併せ持つ」との定評がある。特にこれまでのリサイタルにおいて、「安定した技巧と鋭い集中力を発揮、のびのびとした、スケールの大きな表現力。藤井は自分なりの歌い方を確立している。このピアニストの高い音楽性と多彩な表現力は注目されるべきであり、今後の活躍が期待される。」(「音楽の友」誌 ) 「表現世界の多様性と広がりを充分に意図したその即興、幻想、そして調和と対比に裏づけられた詩の調べ・・・」(「ショパン」誌)などの高い評価を得ている。
加えて、アンサンブルピアニストとしても数多くの第一線のアーティストと共演し、それぞれの共演者から篤い信頼を得ている。これまでに、時にはジャンルを越えジャズピアニストとしても知られる作曲家Tom Piason、Bruce Stark、
Steve Dobrogosz各氏とのコラボレーションを行ってきた。また、ギタリスト・鈴木大介氏と「ギター×ピアノ×コンポーザー」のコラボレーションの展開や、度々共演しているサクソフォーン奏者・雲井雅人と共演したCD「Simple Songs」(CAFUA Records)は、「レコード芸術」特選盤に選ばれるなど、その活動は多岐に渡っている。
海外においては、これまで2002年ロシア・サンクトペテルブルクでの公演をはじめとして、特にハンガリーにおいては、2003年にソルノク市立交響楽団定期演奏会のソリストとして招かれて以来、同楽団のプルミエールソリストとして定期的に招かれており、ヨーロッパツアーにも同行し成功を収め続けている。また同国において、サヴァリア響、Duna響などにも客演し、その実力と音楽性は不動の定評として聴衆のみならず、共演したオーケストラ団員より圧倒的な支持を受けている。2009年にはフランス、Le Touque 国際音楽祭・ピアノフェスティバルに招聘された。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。在学中、日本演奏連盟新人賞を受賞し、円光寺雅彦氏指揮、仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演しデビュー。その後ドイツに渡り、ミュンヘン国立音楽大学大学院マイスタークラス修了、マイスターディプロムを取得した。これまで、クラウス・シルデ、堀江孝子、中山靖子、岡林千枝子、佐武由味子、伊達華子、埴信子の各氏に師事。現在、聖徳大学音楽学部講師、および茨城県立松陽高校音楽科の非常勤講師を務めており、音楽誌への寄稿など執筆の分野を含めて後進の指導にも力を注いでいる。
藤井亜紀オフィシャルホームページ http://www.akifujiipf.com/